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あなたのまちの聖地巡礼MAP[昭和平成映画制作のメッカ]

昭和11年(1936年)、大船町田園町内会の先に、

松竹大船撮影所が開所しました。それまで松竹映画の主力撮影所であった蒲田撮影所が閉所になり、新築の広大な大船撮影所に引っ越してきたのです。

右の写真の建物が昭和20年代当時の大船撮影所です。小津映画や木下恵介監督作品など数多くの名作を生み出した大船撮影所から、映画「男はつらいよ」第一作が世に送り出されたのは昭和44年(1969年)のこと。以来、渥美清さん存命中に完成した48作(平成7年・1995年)まで、全国各地でロケを行いながら、ここ大船撮影所を拠点に制作されました。

大船撮影所は同時に8作品の映画撮影が可能で、事務所や録音室など49棟の建物で、最盛期には1200人のスタッフが働いていたと言います。

蒲田から撮影所とともに引っ越してきたお店や、撮影所のスタッフも都内外から大勢移住してきて、昭和の時代は松竹映画の城下町として発展しました。

平成にはテレビドラマなども撮影されていた大船ですが、20世紀の区切りの年に撮影所は閉場し、跡地には鎌倉女子大学が越してきました。

大船撮影所で使われていた帝釈天参道のセットなどは、ご当地寅さん記念館に常設展示されています。

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